当社の社章(登録商標)は、桃とトンボのマークです。
桃は古代中国では長寿の意味を持ち、トンボは漢字で「蜻蛉」と書き、“あきつ”とも読みます。“あきつ”とは、大和の古語で日本を象徴する枕詞。魔除けや長寿の願いをこめた桃と、飛翔するトンボにあやかって、「いいものをいついつまでも国内外へひろめたい」という、無限に発展する企業イメージを表しています。
創業者である桃谷政次郎は、かつて大阪天王寺にあった、「春田厚私塾」で漢学を学んだとき、“この宇宙には創造したもうた方(天)がいられる。天に順(したが)うことは、つまり人々に奉仕することにつながる”という教えをうけ、それを肝に銘じました。
“天に順う”つまり“順天”と言う名前は、そこから生まれ、政次郎は姓である“桃谷”をつけ加えて、「桃谷順天館」の屋号で明治18年に売薬製造業を始めました。
社名は、百年を経過した現在でも変更することなく、創業当時の精神と姿勢である“順天”を今に受け継いでいます。“天に順い人々に奉仕する”という精神はそのまま社是にもなっています。