「にきびとり美顔水」化学遺産に認定!日本初の西洋医学処方による化粧水

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今から135年前、1885(明治18)年に誕生した、
『にきびとり美顔水』が、日本で初めての西洋医学処方による化粧水として“化学遺産”に認定されました!!

こちらが化学遺産に認定された1885年発売当時の“美顔水”です。

『にきびとり美顔水』が認定されたのはなぜ?
実は、『にきびとり美顔水』は135年前の1885(明治18)年に誕生した、“日本初”の西洋医学処方による化粧水なのです!

『にきびとり美顔水』が誕生したのは今から135年前の1885(明治18)年。
当社の創業者である桃谷政次郎は約400年前の慶長の時代から紀伊國粉河(現・和歌山県紀の川市粉河)で代々薬種商「正木屋」を営んでいた家系に生まれ、和歌山県立薬舗学校に学んだ後、紀州初の薬剤師となり創薬に励みました。
明治になり、西洋医学・薬学が重視されるようになったため政次郎は交通機関も整っていない中、
東京帝国大学(現在の東京大学)へ向かい、そこで、西洋医学者として高名であった桜井郁二郎先生に必死に頼み込み、最新の製薬技術を学びました。
漢方薬に代表される植物等を薬にする本草学が主流の時代に、一早く西洋医学薬学を学び、取り入れたのです!
そして、にきびに悩む妻のために、日本で初めて西洋医学を取り入れた処方で開発したのが『にきびとり美顔水』。
“妻のにきびを治し、笑顔にしたい”という深い愛から生み出された化粧水です。

『にきびとり美顔水』を使用した妻の肌がみるみるうちに美しくなり、その効能は地元で評判に!
もともとは妻のために創ったもので販売を考えていませんでしたが、“人々のお役に立ちたい”という強い想いから販売を開始。
その効果は口コミでどんどん広がりました。

当時の様子を描いた浮世絵

“化粧水”という概念がなかった時代に、サリチル酸処方で創られ、にきびとりを効能として宣伝したことから
当時は“医薬品”として販売をしていました。
化粧品は、その後医薬品とともに安全性の面から医薬品医療機器法(旧薬事法)で厳しく規制され、
医薬品と並行して発展してきた歴史があります。

現在『にきびとり美顔水』の成分であるホモスルファミンは医薬品の成分とされており、化粧品に使用することはできません。
しかし、明治~令和へと時代が変わっても発売当時のままの処方で135年間、皆さまに寄り添い続けていることが出来ています。
それは、既得権をもつ“歴史”の力のおかげです。

このように『にきびとり美顔水』は、化粧品工業の方向を決めた最初の画期的な製品だったのです!

では、化学遺産とは?
認定されるってすごいことなの?
…と思われた貴方に分かりやすくご説明♪

化学遺産”とは、
公益社団法人日本化学会が“日本の化学分野の歴史資料の中でも、特に貴重な資料”を遺産として認定したものです。
これらの資料を次世代に受け継いでいくとともに、化学分野の技術と教育の向上、発展に寄与することを目的とし制定されました。
化学プラント遺産や象徴的な建造物・構造物、保存・収集された装置・製品、歴史的意義のある化学関連文書類などを対象に、毎年5件前後の資料が“化学遺産”として認定されています。

この、年間たった数件しか登録されない“化学遺産”に、
“日本の化学および化学技術にとって歴史的に貴重な史料”として、『にきびとり美顔水』が認定されたのです!!
特設ページはこちらです♪

こちらは現在発売中の『美顔水』。
明治、大正、昭和、平成、令和…親から子へとどんどん受け継がれ、時代を越えて皆さまに寄り添い続けています。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね♪

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